生前整理が注目されるワケ
数年前に「断捨離」という言葉が世に出て、一気に広まりました。生活をする上で本当に必要な物、不用な物を選別して、いらない物は処分して
スッキリとした暮らしを提唱する考え方です。
この考え方、なかなか高齢のお年寄りには浸透しづらいようですね。もともと戦後の物資不足のなかで育ち、物を捨てるのは「もったいない」、
物を捨てるのは「悪」という意識が強く働いてしまうのです。
結果、お年寄りの家には使わなくなって何年も経っている家電製品や日用品、洋服などが大量に保管されているという状況です。
そんな中、高齢の親が亡くなった時に、遺品の整理をするのが重労働、という声が全国各地で聞かれるようになりました。
今述べたように、物を捨てられない高齢者の家には不用品が数多く存在しています。しかも、核家族化が進んでいる日本。親がいなくなった後、
実家を継ぐ子どもがおらず、家そのものを処分する必要があるケースが増えています。
その時にネックとなるのが不用品の処分。不用品や遺品を整理するのはかなりの労力を要します。自分が経験したその苦労を、自分の子にさせたくないという
思いから生まれたのが生前整理という考え方です。
自分が元気で動けるうちに、家庭内の不用品を処分して、自分が亡くなった時に、子や孫に迷惑をかけないようにしようとする考え方・動きがだいぶ浸透してきました。
テレビや雑誌などでもよく取りあげられる生前整理。実際にどのように生前整理を進めていくのかをこのサイトでは紹介していこうと思います。
生前整理を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。